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ピアノで得られる集中力と経験とは

こんにちは。相模原市南区南台の南台ピアノ教室です。

先日、中学生の生徒さんが一曲仕上がったので、せっかくだから…とレッスン参観してもらいました。

20分ほどレッスンしてから、仕上げの通しで一回。

お母様も動画を撮っていて、緊張感もある中、中々の集中力で良い演奏🎶

と思っていたのですが、ラスト2ページで、まさかのミス。

パワーと気持ちで乗り切れるかなー。と思ったのですが、ちょっと心残りな演奏になってしまい、合格については次週、リベンジとなりました。

ピアノを習うと得られるものとして「集中力」や「経験」がありますが、中学生になってくると、本人もその大切さがよく分かるようです。

5分間の曲をミスなく弾き切る集中力と、万が一があってもリカバリー出来るようにする経験。

彼女が残念がっていたのが「普段ミスしない所でミスした事」

ただ、これピアノではよくある事なんです。

集中力が切れてくる終盤、普段ミスした事のない所でミスをし、集中力が途切れ、最後がグダグダに…😢

曲の最初と最後はとても大切で、最初は上手くいかないと波に乗れないですし、最後は「終わりよければ全て良し」という言葉通り。

彼女も十分に理解していて、良い集中力での滑り出しでしたが、後半でリカバリーが難しくなってしまった事は、良い経験だったと思います。

でも、5分間、何百という音を(彼女の場合は何千かも…)1回でミスなく弾くには並々ならぬ集中力が必要です。

100回の練習より1回の本番と言われますが、この「集中力」と「経験」に関しては、本当にその通りです。

お辞儀して、ピアノの前に座った瞬間に「最初の音、ここでよかったっけ?」と不安になり、弾き始めに時間かかり過ぎたとか、

弾き始めたら1オクターブ高かったとか、

終わりのハーモニーが微妙なまま終わる事になって、お辞儀も微妙だったとか、

私も色々とやりました。何度、家ではそんな事なかったのに…と思ったことか…😫

それもそれで経験ではあるのですが、教える立場として、生徒さんには、回避できるなら回避して欲しい所。

レッスンはしているはずなのですが、それでも本番の1回には敵わないな…と思いました。

発表会も本番の一回ではありますが、やはり成功体験として経験して欲しいので、大きな舞台ではないですが、レッスン参観も良い経験の場として活かしてもらえているのでは…と思っています。

教本修了の際は、是非、ご参観ください。

リベンジの彼女も、今回のことを経験に、発表会の曲は最後を素敵に弾いてくれる事と思います。

で、何が言いたかったと言うと、子供の生徒さんも、大人の生徒さんも、普段の演奏通りにいかない事は沢山あるし、なんなら、私が1番色々と経験してるよ!ってお話でした。

集中力を磨きながら、発表会の練習、頑張りましょう!

 

発表会の曲
感じる心と表現する力