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【電子ピアノ比較】ヤマハ・カワイ・ローランドの人気モデル4機種を先生が試弾レビュー

【先生が試弾!】人気電子ピアノ4機種を比較してみました

相模原市南区の南台ピアノ教室講師、長谷川香織です。

「ピアノを習わせたいけれど、ピアノはどれを選べば良いの?」

保護者の方からよくいただく質問です。

ピアノの種類については、こちらの記事もどうぞ!!

先日、実際に楽器店へ足を運び、最新の売れ筋電子ピアノを試弾してきました。

今回ご紹介するのは、島村楽器で特に人気のある4機種です。

Roland LX5GP(島村楽器で一番人気の電子ピアノ)

YAMAHA SCLP-8450(YAMAHA×島村楽器オリジナルの木製鍵盤モデル)

KAWAI CA401(木製鍵盤を搭載した定番モデル)

YAMAHA SCLP-8350(入門にも安心のYAMAHA×島村楽器オリジナルモデル)

それぞれ「音の特徴」「鍵盤のタッチ」「価格帯」が異なり、どれを選ぶかでお子さんの練習環境が大きく変わります。

ここからは、実際に弾いて感じたリアルな比較ポイントをお伝えします。

【Roland LX5GPレビュー】島村楽器で一番人気の電子ピアノ

全国の島村楽器で一番売れているのが、このRoland LX5GP。

ヤマハやカワイが主流かと思っていたので、正直意外でした。

実際に弾いてみて一番驚いたのは、音の反応の良さと響きの自然さです。

音の反応とは?

「音の反応」とは、ただ“音がすぐ鳴る”という意味ではありません。

弱く鍵盤を押せば弱く、強く押せば強く――その強弱のニュアンスが、とても自然に音へ反映されることを指します。

Roland LX5GPは、この部分が特に優れており、弾いたときの感触に対して「実際のピアノならこういう音が鳴るだろう」というイメージ通りの音が返ってきます。

 

久しぶりに電子ピアノを弾いて「ここまで進化したのか」と感動しました。

鍵盤は木製ではありませんが自然なタッチ感で、電子ピアノとしては十分に弾きやすいと感じました。

後ほど紹介するヤマハやカワイのように木製鍵盤を採用しているモデルと比べる時は、

「音の反応を優先するか」

「鍵盤タッチを優先するか」

で選ぶ基準が変わりそうです。

 

【YAMAHA SCLP-8450比較】木製鍵盤モデルの特徴と感想

木製鍵盤を採用しており、タッチ感は本物のピアノに非常に近いです。

音色はヤマハらしく、明るく華やかでキラキラした響き。

ピアノ経験者の方だと「やっぱりヤマハの音が耳になじむ」と感じる方も多いです。

木製鍵盤のメリット

木製鍵盤は単に素材が木だから良いのではなく、

・鍵盤の厚みや重さ

・押したときのしなりや戻り方

・支点からの長さ

などを工夫し、アコースティックピアノに近づけています。

そのため、弱く押せばふわっと、強く押せば力強くという表現が鍵盤の重みと共に自然にできます。

練習の中で強弱やニュアンスを学ぶことができ、最終的にグランドピアノで弾いたときに違和感がありません。

つまり木製鍵盤は、「響きを楽しみながら弾く感覚」を育てられる投資。

ヤマハの華やかな音色と合わさると、練習も気持ちよく続けられると思います。

【KAWAI CA401比較】木製鍵盤モデルの特徴と感想

同じく木製鍵盤を採用したモデルで、タッチ感は非常に自然です。

ヤマハが華やかさを持つ音の一方で、カワイは落ち着いた深みのあるあたたかい音が特徴。

練習の質を高める木製鍵盤

カワイの「Grand Feel Compact」は、支点の長さや鍵盤の重さまで工夫されており、押したときの手ごたえや音の立ち上がりがとてもリアルです。

小さなお子さんでも、最初からこの自然なタッチに慣れることで、後々グランドピアノに移行したときにスムーズに弾ける力が育ちます。

デザインも豊富で、白いピアノを希望される方はカワイを選ぶケースが多いと思います。

音色の好み(明るいヤマハ・深みのあるカワイ)や部屋との調和も選ぶポイントになりますが、どちらを選んでも「練習の質を高める」という点では共通しています。

【YAMAHA SCLP-8350レビュー】樹脂鍵盤モデルの特徴と感想

今回、試弾した中では唯一の樹脂鍵盤モデルですが、練習用としては十分なクオリティを備えています。

ただし同じ価格帯にカワイの木製鍵盤モデル(CA401)があるため、リアルなタッチを重視する場合はカワイに人気が集まりやすいと、とお店の方は言っていました。

ただ、ヤマハの華やかな音色はやはり、根強い人気です。

ヤマハ、カワイ、ローランドの電子ピアノ比較表

まとめ

実際に試弾してみると、

タッチのリアルさを重視するなら → 木製鍵盤のヤマハSCLP-8450やカワイCA401

・音の反応や響きの自然さを重視するなら → Roland LX5GP

・価格と機能のバランスで選ぶなら → YAMAHA SCLP-8350

という印象でした。

電子ピアノは一度購入すると、だいたい10年は使われるご家庭が多いです。

4歳で始めたお子さんなら、中学生になる14歳までそのピアノと一緒に成長していくことになります。

その間に育つ感覚は、大人以上に大きいものです。

だからこそ、ぜひその成長に見合った、満足のいく楽器を選んでいただきたい。

今回の記事がそのお手伝いになれば嬉しいです。

南台ピアノ教室では、体験レッスン時に楽器選びのご相談も承っています。

ぜひお気軽にご相談くださいね。

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